平成23年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問21
【問題21】
次の E-R 図の解釈として、適切なものはどれか。ここで、「*—*」は多対多の関連を表し、自己参照は除くものとする。
ある組織の親組織の数が、子組織の数より多い可能性がある。
【解説】
多対多の関係
多対多の関係は、1つの親組織が複数の子組織をもち、1つの子組織が複数の親組織に属する可能性を示しています。これにより、以下のように解釈できます。
ア: ある組織の親組織の数が、子組織の数より多い可能性がある
正しい。多対多の関係では、親組織と子組織の数に制約がないため、親組織の数が子組織より多いことも可能です。
イ: すべての組織は必ず子組織をもつ
誤り。多対多の関係では、子組織を持たない組織が存在する可能性があります。
ウ: 組織は2段階の階層構造である
誤り。多対多の関係では、2段階に限定された構造ではなく、より複雑な構造も表現可能です。
エ: 組織はネットワーク構造になっていない
誤り。多対多の関係はネットワーク構造を形成する典型的な例です。
【答え】
ア: ある組織の親組織の数が、子組織の数より多い可能性がある。
出典:平成23年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問21