令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問21
2025年6月20日
【問題21】
RISC-Vの説明として,適切なものはどれか。
オープン標準として提供されている,命令セットアーキテクチャである。
学術研究には無償で使用でき,商用のライセンス料も安価に抑えられている。
機器制御に特化した機能をもつ,産業用組込みコントローラーである。
ソフトIPとして有償でライセンス提供されているプロセッサである。
【解説】
ア: オープン標準として提供されている,命令セットアーキテクチャである。
正しい。RISC-Vはオープンでライセンスフリーな命令セットアーキテクチャ(ISA)として提供されており、誰でも利用できるのが特徴です。
イ: 学術研究には無償で使用でき,商用のライセンス料も安価に抑えられている。
誤り。RISC-Vは命令セットがオープンで無料ですが、実装に関しては個別のコストが発生する場合があります。ライセンス料が「安価」と限定されるわけではありません。
ウ: 機器制御に特化した機能をもつ,産業用組込みコントローラーである。
誤り。RISC-V自体は命令セットアーキテクチャであり、特定の機能や用途に限定されません。
エ: ソフトIPとして有償でライセンス提供されているプロセッサである。
誤り。RISC-Vは命令セットがオープンであるため、IPが有償かどうかは各プロセッサメーカーに依存します。
【答え】
ア: オープン標準として提供されている,命令セットアーキテクチャである。
出典:令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問21