令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問18
【問題18】
ドメインエンジニアリングの説明として、適切なものはどれか。
新しい要件や新しい技術要素を取り入れ、既存のソフトウェアのプログラム構造やデータ構造を再設計する。
既存のソフトウェアを解析して、その仕様、構成要素、要素技術などを明らかにし、設計を復元する。
機能や外部から見た振る舞いを変更せずに、保守性が高くなるようにプログラムを修正する。
対象とする業務分野を特定した上で、業務知識、ソフトウェア部品などを体系的に整備して再利用を促進する。
【解説】
ア: 新しい要件や新しい技術要素を取り入れ、既存のソフトウェアのプログラム構造やデータ構造を再設計する。
誤り。これは「リデザイン」や「再構築」の説明であり、ドメインエンジニアリングではありません。
イ: 既存のソフトウェアを解析して、その仕様、構成要素、要素技術などを明らかにし、設計を復元する。
誤り。これは「リバースエンジニアリング」の説明です。
ウ: 機能や外部から見た振る舞いを変更せずに、保守性が高くなるようにプログラムを修正する。
誤り。これは「リファクタリング」の説明です。
エ: 対象とする業務分野を特定した上で、業務知識、ソフトウェア部品などを体系的に整備して再利用を促進する。
正しい。これはドメインエンジニアリングの正しい説明であり、再利用性を高める目的があります。
【答え】
エ: 対象とする業務分野を特定した上で、業務知識、ソフトウェア部品などを体系的に整備して再利用を促進する。
出典:令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問18