平成28年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問13
【問題13】
FeRAMの説明として、適切なものはどれか。
1ビットのメモリセルは4~6個のトランジスタで構成される。
バイト単位で書き換えができず、ブロック単位で一括して書き換える。
フラッシュメモリよりも書き換え可能回数が多く、書き換え速度も高速にできる。
【解説】
ア: 1ビットのメモリセルは4~6個のトランジスタで構成される。
誤り。FeRAM(Ferroelectric RAM、強誘電体メモリ)は、1ビットの記憶に強誘電体キャパシタとトランジスタを使用し、構造がシンプルで高効率です。4~6個のトランジスタは必要ありません。
イ: データ保持のためにリフレッシュが必要である。
誤り。FeRAMは不揮発性メモリであり、データを保持するためにリフレッシュを必要としません。リフレッシュが必要なのはDRAMです。
ウ: バイト単位で書き換えができず、ブロック単位で一括して書き換える。
誤り。FeRAMはバイト単位での書き換えが可能です。ブロック単位で書き換えを行うのはフラッシュメモリの特徴です。
エ: フラッシュメモリよりも書き換え可能回数が多く、書き換え速度も高速にできる。
正しい。FeRAMはフラッシュメモリよりも書き換え可能回数が多く、さらに書き換え速度も速いため、特定の用途で有利です。
【答え】
エ: フラッシュメモリよりも書き換え可能回数が多く、書き換え速度も高速にできる。
出典:平成28年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問13