平成24年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問23
【問題23】
リアルタイム構造化分析技法に関する記述として,適切なものはどれか。
E-R図を用いて,管理すべきデータの構造を視覚的に表現する。
オブジェクト図を用いて,業務処理の内容を表現する。
【解説】
ア: DFDを用いて,現行の業務をモデル化する。
誤り。DFD(データフローダイアグラム)は業務プロセスやデータの流れを表現する手法であり、リアルタイムシステム特有の分析には適していません。
イ: E-R図を用いて,管理すべきデータの構造を視覚的に表現する。
誤り。E-R図(エンティティ・リレーションシップ図)はデータベース設計に用いられる手法であり、リアルタイムシステムの制御やタイミングには関係しません。
ウ: オブジェクト図を用いて,業務処理の内容を表現する。
誤り。オブジェクト図はシステムの静的な構造を記述する手法であり、制御やタイミングの表現には向きません。
エ: 変換図を用いて,制御とタイミングを表現する。
正しい。リアルタイム構造化分析技法では、変換図を用いてシステムの制御とタイミングを詳細に記述します。
【答え】
エ: 変換図を用いて,制御とタイミングを表現する。
出典:平成24年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問23