平成22年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問10
プログラムの実行中に,主記憶を有効に利用するためにプログラムを再配置する。
プログラムの実行中に,必要になったモジュールを共有ライブラリやシステムライブラリからロードする。
プログラムの実行中に,読み込まれたページの論理アドレスを物理アドレスに変換する。
プログラムの実行に先立って,複数の目的プログラムを連係編集(リンケージエディット)する。
【解説】
ア: プログラムの実行中に,主記憶を有効に利用するためにプログラムを再配置する。
誤り。これは主記憶管理の手法の説明であり,動的リンキングの特徴ではありません。
イ: プログラムの実行中に,必要になったモジュールを共有ライブラリやシステムライブラリからロードする。
正しい。動的リンキングでは,プログラムの実行時に必要なモジュールを動的にロードすることで,効率的にメモリを利用できます。
ウ: プログラムの実行中に,読み込まれたページの論理アドレスを物理アドレスに変換する。
誤り。これはアドレス変換(メモリ管理)の説明であり,動的リンキングとは関係がありません。
エ: プログラムの実行に先立って,複数の目的プログラムを連係編集(リンケージエディット)する。
誤り。これは静的リンキングに該当し,動的リンキングではありません。
【答え】
イ: プログラムの実行中に,必要になったモジュールを共有ライブラリやシステムライブラリからロードする。
出典:平成22年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問10