平成25年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問14
【問題14】
位置決めセンサに用いるインクリメンタルエンコーダの特徴はどれか。
回転方向を知るために出力信号が2相になっている。
内部に機械的位置の絶対値を保持する機能を備えている。
【解説】
ア: 回転方向を知るために出力信号が2相になっている。
正しい。インクリメンタルエンコーダは、2つの出力信号(A相とB相)を用いることで、回転方向と回転角度を検出します。
イ: 機械的位置の絶対値をアナログ値で出力する。
誤り。インクリメンタルエンコーダは絶対位置を保持せず、相対位置の変化を検出します。
ウ: 機械的位置の変化量をアナログ値で出力する。
誤り。インクリメンタルエンコーダはデジタル信号で位置の変化量を出力します。
エ: 内部に機械的位置の絶対値を保持する機能を備えている。
誤り。絶対位置を保持するのはアブソリュートエンコーダの特徴であり、インクリメンタルエンコーダではありません。
【答え】
ア: 回転方向を知るために出力信号が2相になっている。
出典:平成25年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問14