平成27年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問23
【問題23】
データが昇順に並ぶようにリストへデータを挿入するサブルーチンを作成した。このサブルーチンのテストに用いるデータの組合せのうち,網羅性の観点から適切なものはどれか。ここで,データは左側から順にサブルーチンへ入力する。
【解説】
データ挿入をテストする際に重要なのは、挿入処理の網羅性を確認するために以下のような状況を含むことです:
- リストが空の場合の挿入
最初のデータをリストに挿入する際の処理を確認します。
- リストの先頭に挿入
現在の最小値よりも小さい値を挿入する場合を確認します。
- リストの中間に挿入
任意の位置に挿入されるケースを確認します。
- リストの末尾に挿入
現在の最大値よりも大きい値を挿入する場合を確認します。
これらの網羅性を考慮すると、適切な組合せは「イ: 3, 1, 4, 2」です。この順序では以下のケースがすべてテストされます:
- 最初に3を挿入し、リストが空の場合の挿入が確認される。
- 次に1を挿入し、リストの先頭への挿入が確認される。
- 4を挿入し、リストの末尾への挿入が確認される。
- 最後に2を挿入し、リストの中間への挿入が確認される。
出典:平成27年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問23