平成28年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問23
【問題23】
通信プロトコルの記述などに使用される表記法であり,事象の発生と,そのときの状態に応じたシステムの動作を記述するのに,最も適したものはどれか。
【解説】
ア: DFD
誤り。DFD (Data Flow Diagram) は,システムにおけるデータの流れや処理を視覚化するための図であり,状態や事象に応じた動作の記述には適していません。
イ: 決定表
誤り。決定表は,条件とその結果を表形式で整理する手法であり,通信プロトコルの状態遷移や動作を記述するには十分ではありません。
ウ: 状態遷移図
正しい。状態遷移図は,システムがどのような状態にあり,どの事象によってどの状態へ遷移するのかを視覚的に表現するもので,通信プロトコルの記述に適しています。
エ: 特性要因図
誤り。特性要因図は,問題の原因を特定するために使用される図であり,通信プロトコルの動作記述には適していません。
出典:平成28年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問23