平成28年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問20
【問題20】
図は、階層化されたDFDにおける、あるレベルのDFDの一部である。プロセス1を子プロセスに分割して詳細化したDFDのうち、適切なものはどれか。ここで、プロセス1の子プロセスは、プロセス1-1、1-2及び1-3と表す。
【解説】
DFD(Data Flow Diagram)は、システムのデータの流れと処理を視覚的に表現する図です。プロセス1を詳細化する場合、プロセス1の子プロセス(1-1、1-2、1-3)は、元のプロセス1が表現していた入力データと出力データを忠実に分解し、データの流れを正確に示す必要があります。
問題の図から、以下の点を確認します:
- プロセス1への入力データがプロセス1-1、1-2、1-3に適切に分配されているか。
- プロセス1からの出力データが、子プロセスを通じて正しく生成されているか。
選択肢の評価
ア:
誤り。プロセス1のデータフローに対する分割が不正確です。入力データと出力データの流れが元のプロセス1と一致していません。
イ:
正しい。元のプロセス1のデータフローが正確に分割され、プロセス1-1、1-2、1-3がデータの流れを適切に処理しています。
ウ:
誤り。データの流れが不適切で、プロセス1のデータフローを正確に反映していません。
エ:
誤り。プロセス1のデータフローを正確に分割できていないため、不適切です。
出典:平成28年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問20