平成30年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問24
【問題24】
ソフトウェアライフサイクルプロセスにおいて,ソフトウェア支援プロセスの一つであるソフトウェア検証プロセスの目的はどれか。
選ばれた製品及びプロセスが,該当する要求事項,計画及び合意に対して,適合しているかどうかを独立に決定すること
作業成果物及びプロセスがあらかじめ定義された条件及び計画に従っていることを保証すること
ソフトウェア作業成果物の特定の意図された用途に対する要求事項が満たされていることを確認すること
プロセス又はプロジェクトのそれぞれのソフトウェア作業成果物及び/又はソフトウェアサービスが指定の要求事項を適切に反映していることを確認すること
【解説】
ア: 選ばれた製品及びプロセスが,該当する要求事項,計画及び合意に対して,適合しているかどうかを独立に決定すること
誤り。これは品質保証プロセスに近い説明ですが、検証プロセスの目的を完全には示していません。
イ: 作業成果物及びプロセスがあらかじめ定義された条件及び計画に従っていることを保証すること
誤り。これは品質保証プロセスに該当します。
ウ: ソフトウェア作業成果物の特定の意図された用途に対する要求事項が満たされていることを確認すること
誤り。これは妥当性確認プロセス(バリデーション)の目的に該当します。
エ: プロセス又はプロジェクトのそれぞれのソフトウェア作業成果物及び/又はソフトウェアサービスが指定の要求事項を適切に反映していることを確認すること
正しい。検証プロセス(ベリフィケーション)の目的は、作業成果物やプロセスが要求事項を正しく反映しているかを確認することです。
【答え】
エ: プロセス又はプロジェクトのそれぞれのソフトウェア作業成果物及び/又はソフトウェアサービスが指定の要求事項を適切に反映していることを確認すること
出典:平成30年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問24