平成30年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問21
【問題21】
MISRA-Cの説明として,適切なものはどれか。
オブジェクト指向の機能をもち,スマートフォンの開発などに使用されている,C言語の上位互換言語
可変長配列,複素数型などをサポートする,ISOが制定したC言語の規格
協調設計(コデザイン)でシステムをシミュレートするために使用する,C++を利用したシステム記述言語
車載システムの品質向上を目的に制定された,C言語実装法のガイドライン
【解説】
ア: オブジェクト指向の機能をもち,スマートフォンの開発などに使用されている,C言語の上位互換言語
誤り。これはC++の説明に該当します。MISRA-Cではありません。
イ: 可変長配列,複素数型などをサポートする,ISOが制定したC言語の規格
誤り。これはC99などのC言語の規格に関する説明であり,MISRA-Cではありません。
ウ: 協調設計(コデザイン)でシステムをシミュレートするために使用する,C++を利用したシステム記述言語
誤り。これはシステム記述言語の説明であり,MISRA-Cではありません。
エ: 車載システムの品質向上を目的に制定された,C言語実装法のガイドライン
正しい。MISRA-Cは車載システムにおけるC言語の安全な使用を目的としたガイドラインであり,エの説明に該当します。
【答え】
エ: 車載システムの品質向上を目的に制定された,C言語実装法のガイドライン
出典:平成30年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問21