平成30年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問17
【問題17】
サーバの負荷分散に使われるDNSラウンドロビンに関する記述のうち、適切なものはどれか。
DNSにおいて、一つのIPアドレスに対して複数のサーバ名を割り当てることによって実現する。
DNSにおいて、一つのサーバ名に対して複数のサーバのIPアドレスを割り当てることによって実現する。
接続先サーバがダウンしている場合は、DNSがサーバのダウンを検知して、他のサーバに接続先を変える。
接続先サーバの負荷の状況によって、DNSが接続先を変えることができる。
【解説】
ア: DNSにおいて、一つのIPアドレスに対して複数のサーバ名を割り当てることによって実現する。
誤り。これはDNSラウンドロビンではなく、別の負荷分散方法の例です。
イ: DNSにおいて、一つのサーバ名に対して複数のサーバのIPアドレスを割り当てることによって実現する。
正しい。DNSラウンドロビンでは、一つのサーバ名に対して複数のIPアドレスを登録し、接続要求ごとに順番に応答することで負荷分散を実現します。
ウ: 接続先サーバがダウンしている場合は、DNSがサーバのダウンを検知して、他のサーバに接続先を変える。
誤り。DNS自体にはサーバのダウンを検知する機能はありません。
エ: 接続先サーバの負荷の状況によって、DNSが接続先を変えることができる。
誤り。DNSは負荷状況を考慮する機能を持っていません。
【答え】
イ: DNSにおいて、一つのサーバ名に対して複数のサーバのIPアドレスを割り当てることによって実現する。
出典:平成30年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問17