令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問22
【問題22】
プログラム実行中の特定の時点で成立していなければならない変数間の関係や条件を記述した論理式を埋め込んで、その論理式が成立していることを確認することによって、プログラムの処理の正当性を動的に検証する手法はどれか。
【解説】
ア: アサーションチェック
正しい。アサーションチェックは、プログラムの特定の箇所で前提条件や不変条件を検証するための手法です。実行時に指定された論理式が成立しているかを確認し、成立しない場合にはエラーを報告します。
イ: コード追跡
誤り。コード追跡は、プログラムの実行履歴を追跡し、実行フローを確認する手法ですが、論理式の検証を行うものではありません。
ウ: スナップショットダンプ
誤り。スナップショットダンプは、プログラムの実行時にメモリや変数の状態を記録する手法であり、論理式の動的検証には関係しません。
エ: テストカバレッジ分析
誤り。テストカバレッジ分析は、テストがどの程度コードを網羅しているかを測定する手法であり、動的にプログラムの正当性を検証するものではありません。
出典:令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問22