令和4年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問20
【問題20】
マイクロサービスアーキテクチャを利用してシステムを構築する利点はどれか。
各サービスが使用する、プログラム言語、ライブラリ及びミドルウェアを統一しやすい。
各サービスが保有するデータの整合性を確保しやすい。
各サービスを呼び出す回数が減るので、オーバーヘッドが削減できる。
【解説】
ア: 各サービスが使用する、プログラム言語、ライブラリ及びミドルウェアを統一しやすい。
誤り。マイクロサービスでは各サービスが独立しており、必要に応じて異なる技術スタックを採用する自由があります。
イ: 各サービスが保有するデータの整合性を確保しやすい。
誤り。データがサービスごとに分散されるため、整合性の確保はむしろ困難になります。
ウ: 各サービスの変更がしやすい。
正しい。マイクロサービスアーキテクチャではサービスが疎結合であるため、他のサービスに影響を与えずに変更・デプロイが可能です。
エ: 各サービスを呼び出す回数が減るので、オーバーヘッドが削減できる。
誤り。マイクロサービスではサービス間通信が増えるため、オーバーヘッドはむしろ増加する傾向があります。
出典:令和4年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問20