令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問14
【問題14】
SAML (Security Assertion Markup Language) の説明はどれか。
Webサーバにある利用者のリソースに、Webサーバに限らない他のサーバが利用者に代わってアクセスすることを許可するための認証プロトコル
異なるインターネットドメイン間でセキュリティ情報を共有してシングルサインオンに利用するための、XMLをベースにした標準規格
利用者IDとしてURL又はXRI (Extensible Resource Identifier) だけを使用することができ、一つの利用者IDで様々なWebサイトにログインできる仕組み
利用者が文書やデータの属性情報や論理構造を定義する言語であるSGMLを、インターネット用に最適化したもの
【解説】
ア: Webサーバにある利用者のリソースに、Webサーバに限らない他のサーバが利用者に代わってアクセスすることを許可するための認証プロトコル
誤り。これはOAuthの説明であり、SAMLとは異なります。
イ: 異なるインターネットドメイン間でセキュリティ情報を共有してシングルサインオンに利用するための、XMLをベースにした標準規格
正しい。SAMLは、異なるドメイン間での認証情報の交換を可能にする標準規格であり、シングルサインオン(SSO)に利用されます。
ウ: 利用者IDとしてURL又はXRI (Extensible Resource Identifier) だけを使用することができ、一つの利用者IDで様々なWebサイトにログインできる仕組み
誤り。これはOpenIDの説明です。
エ: 利用者が文書やデータの属性情報や論理構造を定義する言語であるSGMLを、インターネット用に最適化したもの
誤り。これはXMLの説明です。
【答え】
イ: 異なるインターネットドメイン間でセキュリティ情報を共有してシングルサインオンに利用するための、XMLをベースにした標準規格
出典:令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問14