令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問13
【問題13】
複数台のレイヤー2スイッチで構成されるネットワークが複数の経路をもつ場合に、イーサネットフレームのループが発生することがある。そのループの発生を防ぐためのTCP/IPネットワークインタフェース層のプロトコルはどれか。
【解説】
ア: IGMP
誤り。IGMP(Internet Group Management Protocol)はマルチキャストグループの管理に使用され、フレームループの防止とは関係ありません。
イ: RIP
誤り。RIP(Routing Information Protocol)はレイヤー3のルーティングプロトコルであり、フレームループの制御には用いられません。
ウ: SIP
誤り。SIP(Session Initiation Protocol)はVoIPなどで使われるセッション制御プロトコルで、フレームループには無関係です。
エ: スパニングツリープロトコル
正しい。スパニングツリープロトコル(STP)は、レイヤー2でのループ防止のために経路を論理的に遮断し、フレームループを防止するために設計されたプロトコルです。
出典:令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問13