令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問12
【問題12】
フォトカプラの使用方法として、適切なものはどれか。
それぞれ独立した電源で駆動される二つの回路間で、電気的に絶縁して信号を伝える。
対向するLEDとフォトトランジスタの間の光路上を、物体が横切ったことを検出する。
ディスプレイの輝度を部屋などの明るさにあわせて適切に制御するために、環境の照度を測定する。
光ファイバで長距離通信を行うときに、送信側の出力素子として用いる。
【解説】
ア: それぞれ独立した電源で駆動される二つの回路間で、電気的に絶縁して信号を伝える。
正しい。フォトカプラは、光を用いて電気的に絶縁しながら信号を伝える部品です。高電圧と低電圧の回路間で安全に信号をやり取りする際に使われます。
イ: 対向するLEDとフォトトランジスタの間の光路上を、物体が横切ったことを検出する。
誤り。これは透過型フォトセンサ(フォトインタラプタ)に関する用途です。
ウ: ディスプレイの輝度を部屋などの明るさにあわせて適切に制御するために、環境の照度を測定する。
誤り。これは照度センサの用途で、フォトカプラではありません。
エ: 光ファイバで長距離通信を行うときに、送信側の出力素子として用いる。
誤り。光通信では主にLEDやレーザーダイオードが使われ、フォトカプラの用途とは異なります。
【答え】
ア: それぞれ独立した電源で駆動される二つの回路間で、電気的に絶縁して信号を伝える。
出典:令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問12