令和6年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問24
【問題24】
IMU (Inertial Measurement Unit) の応用事例として,適切なものはどれか。
自動ドアの開閉のために対象物との距離を測定する。
ドローンの姿勢を制御するために加速度,角速度を測定する。
モーターの回転数を検出するために電流を測定する。
ロボットアームが対象物を持ち運ぶ際の揺る力を測定する。
【解説】
ア: 自動ドアの開閉のために対象物との距離を測定する。
誤り。自動ドアの距離測定には、一般的に赤外線センサーや超音波センサーが使用されます。IMUは動きや加速度、角度の測定に使われるため、距離測定には適していません。
イ: ドローンの姿勢を制御するために加速度,角速度を測定する。
正しい。IMUは加速度計とジャイロスコープを組み合わせたデバイスで、ドローンなどの姿勢制御に広く使用されます。これにより、ドローンの角速度や加速度を測定して、安定した飛行を維持します。
ウ: モーターの回転数を検出するために電流を測定する。
誤り。モーターの回転数は通常、エンコーダーや回転センサーを使用して測定します。IMUはモーターの回転数とは直接的に関連しません。
エ: ロボットアームが対象物を持ち運ぶ際の揺る力を測定する。
誤り。ロボットアームが対象物を持ち運ぶ際の力を測定するには、力センサーやトルクセンサーを使用することが一般的です。IMUは、揺れや動きの測定に使用されます。
【答え】
イ: ドローンの姿勢を制御するために加速度,角速度を測定する。
出典:令和6年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問24