平成21年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問2

【解説】

転送元のアドレス範囲（1001～1004）を、転送先のアドレス範囲（1003～1006）にブロック転送する動作を考えます。

パラメタの設定条件

1. 転送元の開始アドレス: 1001（転送元の最初のアドレス）。
2. 転送先の開始アドレス: 1003（転送先の最初のアドレス）。
3. 方向フラグ:
   • アドレスが昇順で転送される場合は「0」。
   • アドレスが降順で転送される場合は「1」。

   本問題では転送元と転送先が重複しており、昇順で転送すると後続のデータが上書きされる可能性があるため、降順の転送が適切です。

4. 転送語数: 4（転送元・転送先の範囲が4語分であるため）。

正しいパラメタ設定

• 転送元の開始アドレス: 1004（降順で転送するため最後のアドレスから開始）。
• 転送先の開始アドレス: 1006（降順で転送するため最後のアドレスから開始）。
• 方向フラグ: 1（降順）。
• 転送語数: 4（転送する語数）。