平成23年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問17
【問題17】
MPUがもつウェイト機能及びレディ機能の使い方として、適切なものはどれか。
MPUとDMAコントローラとのバス調停を行う。
OSが実行すべきタスクがないときに、MPUをウェイト状態とする。
アクセス速度の遅いメモリにMPUを同期させる。
【解説】
ア: MPUとDMAコントローラとのバス調停を行う。
誤り。バス調停はDMAコントローラの役割であり、MPUのウェイト機能やレディ機能とは直接関係がありません。
イ: OSが実行すべきタスクがないときに、MPUをウェイト状態とする。
誤り。ウェイト機能は主にハードウェアの同期目的で使用され、OSの待機処理には適用されません。
ウ: アクセス速度の遅いメモリにMPUを同期させる。
正しい。MPUのウェイト機能は、アクセス速度の遅いメモリに対して同期を取るために使用されます。これにより、メモリ速度に応じてMPUが動作を調整します。
エ: 入出力装置の処理完了をMPUに知らせる。
誤り。これは割り込みやフラグによる通知機能に該当し、ウェイトやレディ機能とは異なります。
【答え】
ウ: アクセス速度の遅いメモリにMPUを同期させる。
出典:平成23年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問17