平成23年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問13
【問題13】
次の論理回路の入力 A, B に図のように信号を与えたときの C の出力波形はどれか。ここで、C の初期値は Low とする。
【解説】
この回路は2つのNORゲートから成るフィードバック構造を持ちます。動作を順を追って解析します。
1. NORゲートの基本動作
– 入力が両方とも Low(0)のとき、出力は High(1)。
– 入力のいずれか一方でも High(1)のとき、出力は Low(0)。
2. フィードバック構造の動作解析
– 1つ目のNORゲートの出力は、2つ目のNORゲートの入力の1つになります。
– フィードバックが存在するため、初期状態が重要になります(初期値は Low)。
3. 波形解析
入力 A および B に応じて C を逐次的に計算します。タイムラインを基に、A と B の状態を各時点で NOR ゲートの特性に基づき解析することで、C の最終的な波形を決定します。
出典:平成23年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問13