令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問20
【問題20】
並列に生起する事象間の同期を表現することが可能な、ソフトウェアの要求モデルはどれか。
【解説】
ア: E-Rモデル
誤り。E-Rモデル(エンティティ・リレーションシップモデル)は、データベース設計で用いられるモデルであり、並列に生起する事象間の同期を表現するものではありません。
イ: データフローモデル
誤り。データフローモデルは、データがどのようにシステム内を流れるかを表現するものであり、並列事象の同期を直接表現することはできません。
ウ: ペトリネットモデル
正しい。ペトリネットモデルは、並列に生起する事象間の同期や競合を表現することが可能なモデルです。プロセスの同期やリソースの利用状況などを可視化できます。
エ: 有限状態機械モデル
誤り。有限状態機械モデルは、状態遷移を表現するモデルであり、並列に生起する事象間の同期を扱うことには適していません。
出典:令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問20