令和2年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問23
【問題23】
銀行の勘定系システムなどのような特定の分野のシステムに対して,業務知識,再利用部品,ツールなどを体系的に整備し,再利用を促進することによって,ソフトウェア開発の効率向上を図る活動や手法はどれか。
【解説】
ア: コンカレントエンジニアリング
誤り。コンカレントエンジニアリングは、製品開発において設計と製造プロセスを同時並行的に行う手法であり、本問の内容とは関係ありません。
イ: ドメインエンジニアリング
正しい。ドメインエンジニアリングは、特定の業務分野(ドメイン)に関する知識や再利用可能な部品、ツールなどを整理・統合し、ソフトウェア開発の効率を向上させる手法です。銀行の勘定系システムなどにおいても適用されます。
ウ: フォワードエンジニアリング
誤り。フォワードエンジニアリングは、新しいシステムを構築するプロセスを指し、再利用や効率化を特に強調した手法ではありません。
エ: リバースエンジニアリング
誤り。リバースエンジニアリングは、既存のシステムや製品を解析してその構造や仕様を明らかにする手法であり、本問の内容とは異なります。
出典:令和2年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問23