令和2年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問22
起こり得る全ての条件と、それに対して実行すべき動作とを組み合わせた表に基づいてテストする技法
経験に基づいて、起こりがちなエラーを推測してテストケースを決定する技法
経験や推測に基づいて、重要と思われる領域に焦点を当ててテストし、その結果を基にした新たなテストケースを作成して、テストを繰り返す技法
システムの取り得る状態と、状態を遷移させる事象又は条件を示した図に基づいてテストする技法
【解説】
ア: 起こり得る全ての条件と、それに対して実行すべき動作とを組み合わせた表に基づいてテストする技法
誤り。これは組み合わせテスト技法(例: デシジョンテーブルテスト)に該当します。
イ: 経験に基づいて、起こりがちなエラーを推測してテストケースを決定する技法
誤り。これは経験に基づくテスト技法の一例であり、探索的テストとは異なります。
ウ: 経験や推測に基づいて、重要と思われる領域に焦点を当ててテストし、その結果を基にした新たなテストケースを作成して、テストを繰り返す技法
正しい。これは探索的テストの特徴的な説明です。探索的テストでは、テスト設計と実行を同時に行いながら、柔軟に新しいテストケースを作成していきます。
エ: システムの取り得る状態と、状態を遷移させる事象又は条件を示した図に基づいてテストする技法
誤り。これは状態遷移テストに該当します。
【答え】
ウ: 経験や推測に基づいて、重要と思われる領域に焦点を当ててテストし、その結果を基にした新たなテストケースを作成して、テストを繰り返す技法
出典:令和2年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問22