平成31年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問14
【問題14】
SRAM型のFPGAの特徴として,適切なものはどれか。
回路の書換えが高速に行え,書換え回数に制限がない。
電源投入時に毎回コンフィギュレーションする必要がない。
論理ブロック間の接続にはアンチヒューズが使用され,高速動作が可能である。
論理ブロック内はANDゲートとORゲートのアレイ構造である。
【解説】
ア: 回路の書換えが高速に行え,書換え回数に制限がない。
正しい。SRAM型FPGAはプログラム可能で何度でも書換えが可能であり,書換え回数に制限がないのが特徴です。
イ: 電源投入時に毎回コンフィギュレーションする必要がない。
誤り。SRAM型FPGAは電源を切るとコンフィギュレーションデータが消えるため,電源投入時に毎回コンフィギュレーションが必要です。
ウ: 論理ブロック間の接続にはアンチヒューズが使用され,高速動作が可能である。
誤り。アンチヒューズは別の種類のFPGA(アンチヒューズ型FPGA)で使用される技術であり,SRAM型FPGAでは使用されません。
エ: 論理ブロック内はANDゲートとORゲートのアレイ構造である。
誤り。SRAM型FPGAの論理ブロック内は,ルックアップテーブル(LUT)による構造が一般的です。
【答え】
ア: 回路の書換えが高速に行え,書換え回数に制限がない。
出典:平成31年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問14