平成31年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問2
【問題2】
MLC(Multi-Level Cell)フラッシュメモリの特徴として,適切なものはどれか。
コンデンサに蓄えた電荷を用いて,データを記憶する。
一つのメモリセルに2ビット以上のデータを記憶する。
フリップフロップを利用して,データを記憶する。
【解説】
ア: コンデンサに蓄えた電荷を用いて,データを記憶する。
誤り。これはDRAM(Dynamic Random Access Memory)の特徴であり、MLCフラッシュメモリの説明ではありません。
イ: 電気抵抗の値を用いて,データを記憶する。
誤り。これはReRAM(Resistive RAM)の特徴であり、MLCフラッシュメモリの説明ではありません。
ウ: 一つのメモリセルに2ビット以上のデータを記憶する。
正しい。MLC(Multi-Level Cell)は、1つのメモリセルに複数の電荷状態を記録し、それに応じて2ビット以上のデータを記憶する技術です。これにより、高密度のデータ記憶が可能になります。
エ: フリップフロップを利用して,データを記憶する。
誤り。これはSRAM(Static Random Access Memory)の特徴であり、MLCフラッシュメモリの説明ではありません。
【答え】
ウ: 一つのメモリセルに2ビット以上のデータを記憶する。
出典:平成31年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問2