平成30年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問14
【問題14】
位置決めセンサに用いるインクリメンタルエンコーダの特徴はどれか。
回転方向を知るために出力信号が2相になっている。
機械的な位置の絶対値をアナログ電圧で出力する。
機械的な位置の変化量をアナログ電圧で出力する。
内部に機械的な位置の絶対値を保持する機能を備えている。
【解説】
ア: 回転方向を知るために出力信号が2相になっている。
正しい。インクリメンタルエンコーダは、回転方向を判定するために2つの信号(A相とB相)を出力し、それらの位相差を利用して方向を判定します。
イ: 機械的な位置の絶対値をアナログ電圧で出力する。
誤り。これはアナログエンコーダやアブソリュートエンコーダの特徴であり、インクリメンタルエンコーダではありません。
ウ: 機械的な位置の変化量をアナログ電圧で出力する。
誤り。インクリメンタルエンコーダは変化量をデジタル信号としてパルス出力します。
エ: 内部に機械的な位置の絶対値を保持する機能を備えている。
誤り。絶対位置を保持するのはアブソリュートエンコーダの特徴です。
【答え】
ア: 回転方向を知るために出力信号が2相になっている。
出典:平成30年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問14