平成29年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問13
【問題13】
図の2相パルスを出力するインクリメンタル型ロータリエンコーダがある。1回転当たりの出力パルス数を90パルスとするとき,分解能は何度か。ここで,A相とB相は位相が90度ずれているものとする。
【解説】
インクリメンタル型ロータリエンコーダの分解能は、1回転当たりのパルス数とA相・B相の両方の信号の状態を考慮して計算されます。A相とB相が90度ずれている場合、1つのパルスには4つの状態(上がり、下がり、位相差の変化)が存在します。
分解能は以下のように計算されます:
分解能 = 360度 / (90パルス × 4状態) = 360度 / 360 = 1度。
出典:平成29年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問13