平成28年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問14
【問題14】
NAND素子を用いた次の組合せ回路の出力Zを表す式はどれか。ここで、論理式中の"·"は論理積、"+"は論理和、"X̅"はXの否定を表す。
【解説】
回路を順に解析すると、以下のようになります:
1. 入力XとYをそれぞれNANDゲートに入力しています。
– NANDゲートの出力は「X̅」と「Y̅」になります。
これは、NANDゲートに同じ値を2つ入力すると、入力の否定が出力されるためです。
2. 次に、これらの出力「X̅」と「Y̅」をもう1つのNANDゲートに入力します。
– このNANDゲートの出力は「(X̅ · Y̅)̅」となります。
3. さらに、この式をド・モルガンの法則を使って整理すると、「X + Y」となります。
したがって、出力Zは「X + Y」です。
出典:平成28年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問14