平成27年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問24
【問題24】
問題を引き起こしそうなデータを大量に入力して,そのときの応答や挙動を監視することによって,ソフトウェアの脆弱性を検出するテスト手法はどれか。
【解説】
ア: 限界値分析
誤り。限界値分析は、入力値の境界付近でエラーが発生しないかを確認するテスト手法であり、大量のデータを使うものではありません。
イ: 実験計画法
誤り。実験計画法は、効率的に因子の影響を調査するための設計手法であり、ソフトウェアの脆弱性検出に特化したものではありません。
ウ: ファジング
正しい。ファジングは、無効なデータやランダムなデータを大量に入力して、予期しない動作や脆弱性を検出するテスト手法です。特にセキュリティ面での脆弱性を発見する際に有効です。
エ: ロードテスト
誤り。ロードテストは、システムに対して大量の負荷をかけて、性能や耐久性を確認するテスト手法であり、脆弱性の検出には直接的ではありません。
出典:平成27年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問24