平成27年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問22
【問題22】
MISRA-Cの説明として,適切なものはどれか。
オブジェクト指向の機能をもち,スマートフォンの開発などに使用されている,C言語の上位互換言語
可変長配列,複素数型などをサポートする,ISOが制定したC言語の規格
協調設計(コデザイン)でシステムをシミュレートするために使用する,C++を利用したシステム記述言語
車載システムの品質向上を目的に制定された,C言語実装法のガイドライン
【解説】
ア: オブジェクト指向の機能をもち,スマートフォンの開発などに使用されている,C言語の上位互換言語
誤り。これはObjective-Cの説明であり,MISRA-Cとは関係ありません。
イ: 可変長配列,複素数型などをサポートする,ISOが制定したC言語の規格
誤り。これはC99などのISO規格に関する説明であり,MISRA-Cの特徴ではありません。
ウ: 協調設計(コデザイン)でシステムをシミュレートするために使用する,C++を利用したシステム記述言語
誤り。これはSystemCの説明であり,MISRA-Cとは関係がありません。
エ: 車載システムの品質向上を目的に制定された,C言語実装法のガイドライン
正しい。MISRA-Cは,自動車産業における信頼性や安全性を向上させるためのC言語のコーディングガイドラインです。
【答え】
エ: 車載システムの品質向上を目的に制定された,C言語実装法のガイドライン
出典:平成27年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問22