平成27年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問20
【問題20】
共通フレームによれば,システム要件の評価タスクにおいて見極めることはどれか。
システム要件とシステム方式との間に一貫性があるかどうか。
システム要件とシステム方式との関連が追跡できるかどうか。
システム要件を満たすシステム方式設計が実現可能かどうか。
ソフトウェア品目が割り当てられたシステム要件を満たすかどうか。
【解説】
ア: システム要件とシステム方式との間に一貫性があるかどうか。
誤り。一貫性の確認は重要ですが,評価タスクの主目的として挙げられていません。
イ: システム要件とシステム方式との関連が追跡できるかどうか。
誤り。これはトレーサビリティの確認であり,評価タスクに含まれる可能性はありますが,主要な見極め項目ではありません。
ウ: システム要件を満たすシステム方式設計が実現可能かどうか。
正しい。共通フレームでは,システム要件を満たす設計が現実的に実現可能であるかどうかを見極めることが評価タスクの主眼として示されています。
エ: ソフトウェア品目が割り当てられたシステム要件を満たすかどうか。
誤り。これは設計以降の段階で検討されるものであり,システム要件の評価タスクとは異なります。
【答え】
ウ: システム要件を満たすシステム方式設計が実現可能かどうか。
出典:平成27年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問20