平成27年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問3
【問題3】
組込みシステムで使用されるI²Cバスの特徴として,適切なものはどれか。
データ転送の最高速度は,12Mビット/秒である。
一つのバスに接続されるICは,最大15個と決められている。
【解説】
ア: クロックとデータの2線式バスである。
正しい。I²CバスはSCL(クロック)とSDA(データ)の2線を使用してデータ通信を行うのが特徴です。
イ: シングルマスタバスである。
誤り。I²Cバスはシングルマスタ構成も可能ですが,複数のマスタをサポートするマルチマスタ構成も可能です。
ウ: データ転送の最高速度は,12Mビット/秒である。
誤り。I²Cバスのデータ転送速度は,通常最大で3.4Mbps(高速モードプラス)であり,12MbpsはUSBなど他の規格の速度です。
エ: 一つのバスに接続されるICは,最大15個と決められている。
誤り。I²Cバスでは,接続できるデバイスの数はデバイスのアドレス空間やバスの電気的制約によりますが,15個に限定されているわけではありません。
【答え】
ア: クロックとデータの2線式バスである。
出典:平成27年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問3