平成26年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問22
【問題22】
組込みソフトウェアなどの設計にも有効な技法であって,システムをプラットフォームに依存する部分と依存しない部分とに分けてモデル化することを特徴とする技法はどれか。
【解説】
ア: CSM
誤り。CSM(Common Sense Model)は一般的な「常識モデル」の略称であり,プラットフォーム依存部分の分離には関連しません。
イ: MDA
正しい。MDA(Model-Driven Architecture)は,プラットフォームに依存しない部分(PIM: Platform Independent Model)と依存する部分(PSM: Platform Specific Model)を分離してモデル化する設計手法です。この技法は特に組込みソフトウェアの設計で有効とされています。
ウ: OMT
誤り。OMT(Object Modeling Technique)は,オブジェクト指向設計手法の一つであり,MDAのようにプラットフォーム依存部分と非依存部分の分離を強調していません。
エ: UML
誤り。UML(Unified Modeling Language)は,システム設計を表現するための標準モデリング言語であり,MDAのような分離手法を直接含むわけではありません。
出典:平成26年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問22