平成25年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問25
【問題25】
アジャイルソフトウェア開発などで導入されている“ペアプログラミング”の説明はどれか。
開発工程の初期段階に要求仕様を確認するために,プログラマと利用者がペアとなり,試作した画面や帳票を見て,相談しながらプログラムの開発を行う。
効率よく開発するために,2人のプログラマがペアとなり,メインプログラムとサブプログラムを分担して開発を行う。
短期間で開発するために,2人のプログラマがペアとなり,作業と休憩を交代しながら長時間にわたって連続でプログラムの開発を行う。
品質の向上や知識の共有を図るために,2人のプログラマがペアとなり,その場で相談したりレビューしたりしながら,一つのプログラムの開発を行う。
【解説】
ア: 開発工程の初期段階に要求仕様を確認するために,プログラマと利用者がペアとなり,試作した画面や帳票を見て,相談しながらプログラムの開発を行う。
誤り。これはユーザーとの共同作業を指しており、ペアプログラミングではありません。
イ: 効率よく開発するために,2人のプログラマがペアとなり,メインプログラムとサブプログラムを分担して開発を行う。
誤り。ペアプログラミングでは、2人が同じ箇所のプログラムを共同で作業するため、分担して開発することは含まれません。
ウ: 短期間で開発するために,2人のプログラマがペアとなり,作業と休憩を交代しながら長時間にわたって連続でプログラムの開発を行う。
誤り。作業と休憩を交代しながら進める方法はペアプログラミングの特徴ではありません。
エ: 品質の向上や知識の共有を図るために,2人のプログラマがペアとなり,その場で相談したりレビューしたりしながら,一つのプログラムの開発を行う。
正しい。ペアプログラミングは、2人のプログラマが同じ画面を共有しながら作業を進め、一人がコーディングを担当し、もう一人がレビューを行うことで、品質向上や知識共有を図る手法です。
【答え】
エ: 品質の向上や知識の共有を図るために,2人のプログラマがペアとなり,その場で相談したりレビューしたりしながら,一つのプログラムの開発を行う。
出典:平成25年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問25