平成24年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問8
【問題8】
デバイスドライバをアプリケーションタスクとして作成する場合の記述として、適切なものはどれか。
カーネルがデバイスに対するアクセスを統一的に管理できる。
カーネル内部のインタフェースに従って作成しなくてはならない。
通常のタスクと異なり、割込み処理をそのタスク内に定義する。
リクエスト処理部はシステムコールのサブルーチンとして実行される。
【解説】
ア: カーネルがデバイスに対するアクセスを統一的に管理できる。
誤り。カーネルがデバイスへのアクセスを管理するのはカーネル内部のデバイスドライバの役割ですが、アプリケーションタスクとして作成された場合、統一的な管理とは異なる形態になります。
イ: カーネル内部のインタフェースに従って作成しなくてはならない。
誤り。アプリケーションタスクとして作成する場合、必ずしもカーネル内部のインタフェースに従う必要はありません。
ウ: 通常のタスクと異なり、割込み処理をそのタスク内に定義する。
正しい。アプリケーションタスクとしてデバイスドライバを作成する場合、割込み処理やその制御はそのタスク内で行われることが一般的です。
エ: リクエスト処理部はシステムコールのサブルーチンとして実行される。
誤り。アプリケーションタスクとして作成される場合、リクエスト処理部は通常のタスク処理として実行され、システムコールのサブルーチンとして実行されるわけではありません。
【答え】
ウ: 通常のタスクと異なり、割込み処理をそのタスク内に定義する。
出典:平成24年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問8