平成24年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問5
【問題5】
図のように3個の装置を並列と直列に組み合わせて構成したシステムがある。装置単体の稼働率と、システムの稼働率の関係を示したグラフはどれか。ここで、3個の装置の稼働率は、全て等しいものとする。
【解説】
システムは、左部2つの装置が並列接続され、全体として並列接続された装置群と直列接続されています。
並列接続部分の稼働率は次の式で計算されます:
R_parallel = 1 - (1 - R)^2
ここで、Rは個々の装置の稼働率です。
システム全体の稼働率は次のように計算されます:
R_system = R_parallel × R
このように、装置の稼働率(R)が増加するにつれて、システムの稼働率(R_system)も増加しますが、直列接続が含まれるため完全には1には達しません。稼働率が低いときは直列接続が全体の稼働率を大きく制限します。
出典:平成24年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問5