平成23年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問7
【問題7】
リアルタイムOSにおけるコンテキストの使用方法に関する記述のうち,適切なものはどれか。
アプリケーションタスクを,アプリケーションタスク共有のコンテキストで実行させる。
アプリケーションタスクを,カーネルのコンテキストで実行させる。
カーネルを,アプリケーションタスクのコンテキストで実行させる。
割込み処理を,割込み処理ごとのコンテキストで実行させる。
【解説】
ア: アプリケーションタスクを,アプリケーションタスク共有のコンテキストで実行させる。
誤り。アプリケーションタスクは、それぞれ専用のコンテキストで実行されます。共有コンテキストではありません。
イ: アプリケーションタスクを,カーネルのコンテキストで実行させる。
誤り。アプリケーションタスクはユーザーコンテキストで実行され、カーネルのコンテキストで実行されるのはカーネルの処理です。
ウ: カーネルを,アプリケーションタスクのコンテキストで実行させる。
誤り。カーネルはカーネル専用のコンテキストで実行され、アプリケーションタスクのコンテキストで動作することはありません。
エ: 割込み処理を,割込み処理ごとのコンテキストで実行させる。
正しい。割込み処理は、割込みごとに専用のコンテキストで実行されます。これにより、他の処理とは独立して割込みが処理されます。
【答え】
エ: 割込み処理を,割込み処理ごとのコンテキストで実行させる。
出典:平成23年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問7