平成21年度春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問20
【問題20】
インターネットで公開するソフトウェアにディジタル署名を添付する目的はどれか。
ソフトウェアの作成者が保守責任者であることを告知する。
ソフトウェアの著作権者が署名者であることを明示する。
ソフトウェアの内容が改ざんされていないことを確認できるようにする。
【解説】
ア: ソフトウェアの作成者が保守責任者であることを告知する。
誤り。ディジタル署名は保守責任の告知ではなく、主にソフトウェアの真正性や改ざん防止を目的としています。
イ: ソフトウェアの使用を特定の利用者に制限する。
誤り。ディジタル署名には使用者を制限する機能はありません。利用者制限はライセンスやアクセス制御によるものです。
ウ: ソフトウェアの著作権者が署名者であることを明示する。
誤り。ディジタル署名は必ずしも著作権者を示すものではありません。署名者はソフトウェアの真正性を保証する主体を示すものです。
エ: ソフトウェアの内容が改ざんされていないことを確認できるようにする。
正しい。ディジタル署名は、公開鍵暗号を利用して、ソフトウェアが配布中に改ざんされていないことを保証します。
【答え】
エ: ソフトウェアの内容が改ざんされていないことを確認できるようにする。
出典:平成21年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問20